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ダイニングテーブルを選ぶポイント

ダイニングテーブルを選ぶ基本ステップ

どんなダイニングテーブルが良いか、迷った際に、皆さまに合うダイニングテーブルを選ぶためのポイントを解説いたします。また本場の北欧ではどのようにテーブルを選んでいるのか等も情報も掲載いたします。

毎日の生活に欠かすことが出来ないダイニングテーブル。お部屋を新しくした際、家族が増えた際、減った際、そんなときにダイニングテーブルを買い替える方も多いかと思います。ダイニングテーブルと言っても様々にあります、形、素材、塗装など考えるポイントはあります。

STEP1. 生活スタイルを考える

ダイニングテーブルを考える際に、まず生活のスタイルを考えてみます、家族構成は何人でしょうか。朝食事をする際には家族全員がそろうか、それとも時間はバラバラで食事をするか、食事以外にも使用する用途はあるか(お子様が勉強するためのスペース、家族が作業をするためのスペース)など、生活のスタイルを考えて見ましょう。

STEP2. 配置場所やテイストを考える

次にコーディネートやテイストを考えます、どの位置に置くのが家族のライフスタイルに合っているかなど、部屋の全体的な雰囲気に合うのはどのテイストのテーブルか、どの色かなど、家族を交えて話しあう事も大切です。

STEP3. 大きさや形状を考える

一般的には食事をする際、1人あたりに必要な最低限の幅は600mm、奥行きは800mmといわれています。
部屋の余裕があれば、動線の確保も兼ねて、この幅と奥行きよりも大きく取ると、さらにゆったりと使うことができます。
サイズ選びの際にはほかに注意すべきことととして、テーブルの脚の一(形)、合わせるチェアの幅と高さなど立体的な空間の使い方です。

デザインによりますが、例えば半円のテーブルなどの場合には足がテーブルの内側にあったりします。椅子の個数によっては椅子が中まで入り切らない等の問題もあります、またチェアを引いて立ち上がった際には後ろは600mm、その後ろを通路とするには1000mm必要ともいわれております。

STEP4. 形を考える

基本的には、長方形が最も部屋に合わせやすく種類も豊富です、長方形の場合には片方の平面を壁につけるなどのレイアウトも可能です、他にも円形や楕円形や半円、多角形など、個性的なデザインのものも多数あります。

デザイン的には円形も魅力ですが、やはり部屋に十分な広さが必要です。
そんな場合にはサイズが収縮できる伸張性のテーブルなども魅力的かと思います。

STEP5. 素材を考える

木製のテーブル最も種類が豊富なのは木製。ウォールナット材、オーク材やチーク材など多くの種類があり、色や木目、特性もそれぞれ異なります。

近年人気があるのが、やはり落ち着いた色合いで木目の美しいウォールナット材です。

ウォールナット材などは経年変化と言って、購入時とは異なる風味になるものもあるのでそこも踏まえて選択が必要です。

同じような木製でも素材の分類で利点と欠点があります。

無垢材:木材をそのままカットしたもの、木目が美しい、高級感があります、また経年変化も楽しみの一つです。しかし木そのものが生かされているため、反りひび割れなども生じることもあります。(価格は若干高め)

突板:薄くスライスした木材(ベニア)を芯材(木屑などを固めたもの)に張り合わせたものです。
無垢に比べてはやや質感に劣りますが、反りやひび割れが生じにくく扱いやすいです。(価格は無垢よりも安め)

STEP6. 塗装を考える

木製のテーブルには塗装が施されており、それぞれ見た目や性質に特徴があります。

木製のテーブルであるので、塗装はされています、それぞれの特性は。

ウレタン塗装:ポピュラーな塗装です、耐熱性、耐水性に優れており、メンテナンスもしやすいです。木を表面丸ごと覆ってしまうためやや質感が劣ってしまいます。

オイル塗装:無垢材に使用されることが多い塗装でもともとは北欧の手法でしたが、今ではその他の国でも用いられます。

木の表面に植物性のオイルを塗った仕上げの方法です。
メリットとしては、木本来の質感を味わうことができる。傷や汚れも家具の味となって経年変化を楽しめます。ある程度の傷であれば削ってメンテナンスすることができます。
デメリットとしてはコップや食器の輪ジミなどのシミや汚れがつきやすいです。定期的にオイルを塗るメンテナンスが掛かります。

ラッカー塗装:つやがあり高級感の出る塗装。膜も薄いので比較的ナチュラルな風味に、油分には強いですが、耐水性、耐熱性はそれ程でもないです。


■北欧でのダイニングテーブル選び


北欧諸国特にデンマークでは、以外にも部屋の広さは日本の住宅とそれ程大きさが変わらないというデーターがあります。

そのため、家具の選択やレイアウトなども参考になるケースが多いのではないでしょうか、またこれだけ北欧の家具に人気があるのも、日本の生活にもマッチしている証拠とも言えます。

デンマークでの実際のテーブルは4人掛けが多いようです、ただし来客時にはテーブルを広げられるような伸張性のあるテーブルなども人気のよう、大切な友人とほっこり過ごす際には、各部屋の椅子を持ち寄ってテーブルの周りに腰掛けるなど、本当に気軽に集まっている事も多いようです。

気取らず、無理せず、今ある暮らしを創意工夫で豊かにしようとする考えかと思います。